3流プログラマのメモ書き

元開発職→社内SE→派遣で営業支援の三流プログラマのIT技術メモ書き。 このメモが忘れっぽい自分とググってきた技術者の役に立ってくれれば幸いです。(jehupc.exblog.jpから移転中)

長い間お世話になったの初代PCとの別れ

3流プログラマの初代PCは Sony VAIO PCV-L330A/BP です。

今でもカタログページ残っていましたw

確か購入は2000年でしたかね。

今見ると非常にショボイ仕様ですが、当時は初めてのPCということあって毎晩徹夜でいじりたおしてたこと思い出します。

このPCも現在のPCを作るまでの5年間はメインで使ってました。

現在のPC作ってからはキャプチャボードつけてTV専用機にしたり、サーバ機にしたりしてましたが、ここ1,2年は全く使ってませんでした。

で、ちょうど知人が古くてもいいというので譲渡することに。

譲渡する際にゴリゴリにカスタマイズしてたので一部は出荷時の状態に戻したほうがいいだろうということで、そのレポです。

まず全体像。付属してたマウスはかなり初期のころに壊れたのありません。

FDD光学ドライブのところがおかしいと思います。

FDDは蓋がとれちゃってます。

また、光学ドライブがベゼルがありませんが、これにはわけが。。

実はこの光学ドライブは知人から貰った VAIO XR の DVD-ROM/CD-RW に換装してます。で、XRのベゼルのままだと引っ掛かって装着できなかったので、ベゼル無しで使ってました。

メモリも当初は 64MB しかなかったので、XP 導入時にバッファローの 128MB を増設して 192MB で運用してました。

最近 256MB のメモリもらったので、上記の写真では 448MB です。さすがにこれだけ積んでると XP は軽いですね。逆を言うとよく 192MB でずっと運用してたと思います。

一番上が最近もらった A-Data 256MB のメモリ。

二番目が当時3万くらいで買ったバッファロー 128MB のメモリ。

三番目がもともとついた 64MB のメモリ。

PCI スロットです。スリムスペース筺体なので、無理やり2スロット確保してる感じです。

上が LAN ボードで下が TV キャプチャボードですね。

PCIに刺さってるボードをのけたところです。

赤枠がビデオチップ(ATI RAGE 128Pro)でその周辺の同じ形の4つのチップがビデオメモリ、青枠がサウスブリッジだったかと思います。

緑枠のところに"KAIBA"と書いてるあんですが、どうやら ASUSOEM っぽいです。

背面です。

USBもちょうど普及期だったので、1ポートしかありません。前面1ポートなので計2ポートです。

そしてこのころソニーIEEE1394 の普及にも尽力してたので、iLink(IEEE1394) もなぜか背面と前面

2ポートもあります。iLink も今やすっかりマイナーになってしまいましたけどね。。

上から見たところです。

HDDも当初は 18GB でしたが、現在は 80GB に換装。最初はシーゲートの 120 GB に換装してました。今思えばHDD換装がきっかけでプログラミングに加えてPCパーツの世界に溺れていったんですよね。120GB に変えた後は、圧倒的に速度が速くなりました。おそらくプラッタの高密度化が主な要因だと思いますが、ベンチマーク図った時にマザーボードの転送速度限界くらいまで帯域使い切ってた気がします。(マザーは Ultra ATA/33)

後、面白いことにこのPCは CPU(IDEケーブルの下)冷却ファンレスだったんです。ヒートシンクからダクトを電源ファン(画面左上)に通し、冷やすという仕様でした。ある事情があって、ダクトははずしてます。この点は後述。。。

HDDをのけたところです。フラッシュが反射してるところがフロッピーディスクドライブですね。この下に光学ドライブがあります。

赤丸で囲ってるのが手動のファンコントローラです。制御対象のファンは電源ユニットの 8cm ファンです。もちろんこのファンも換装してます。もとからあったやつおそらくボールベアリングがいかれたせいか、爆音を発するようになったので、このファンに変えました。やっぱりファンコンあると便利ですね。

後、青丸がCPUが置いてる部分です。このCPUクーラーとファンも後付けです。

そして、黄色丸がCPUクーラファンの抵抗器ですね。これで抵抗加えて若干回転数落としてます。じゃないとうるさかったんで。。

FDD光学ドライブのユニットはくっついてるので、それをのけるとこうなります。

VAIO開発者がスリム筺体で拡張性の少なさを懸念したせいかデスクトップには珍しくPCカードスロットがついています。(赤枠の部分)

また、ソニーが開発して当時力を入れていたフラッシュメモリメモリースティックのスロットもついてます。(わかりにくいですが、青枠の部分)

画面中央のオレンジのケーブルが光学ドライブを接続するIDEケーブルです。光学ドライブ側(黄色枠)がスリムドライブ用の小さいポートで、マザーボード側(黄緑枠)が一般的なデスクトップPCと同じサイズのIDEポートです。このケーブルはノート用スリムドライブを自作デスクトップPCでテストするときにうまく使えそうですね。。

ちなみに、黄緑枠のIDEポートはセカンダリのようです。プライマリIDEはどこにあるかというとなんと電源ユニットの下。。最初これ見たときは驚きました。

これが取り外したFDD & 光学ドライブユニットです。

左が VAIO XR から移植してた DVD/CD-RW ドライブ、東芝の SD-R2002 です。

右がもとから L330A についてたDVD-ROM ドライブ、日立の GD-S100 です。こいつはほんとよく壊れてました。修理も何回出したことやら。。

最初のほうの写真で XR から移植した光学ドライブのベゼル外していましたが、ベゼルつけるとこうなります。

ユニットにもとからの DVD-ROM 装着したところです。

これがもとからPCIボードに刺さってたモデムボードです。

そういえばあの頃はダイアルアップでネットにつないでたんですよね。従量制だったのでページを開くたびにつなぎ、読み込み終わったら切断しって感じでした。懐かしい。。

CPUも換装してます。これが換装してたCPU PentiumIII 866MHz です。

実はこのCPU換装した時はまだまだ未熟で FSB というものを正しく理解できてませんでした。

この CPU は 133Mhz(FSB) * 6.5倍率 = 866MHz というクロックでした。

しかし、このマザーのチップセット Intel 440BX は公式的には FSB が 100MHz です。当然メーカーPCのため BIOS でもFSBのバスは変更できません。

ということで結局 100MHz(FSB) * 6.5倍率 = 650MHz。一時、SOFTFSBで FSBバスクロックアップを図りましたが、なぜか XP だとフリーズしちゃって、結局定格で使ってましたね。

しかし、換装後は体感速度が圧倒的に早く感じたとのと、DivX等の AVI ファイルがコマ落ちせずに再生できたのに感動した記憶があります。

そして、これがもとからついてた CPU Celeron 533MHz。

こいつはほんとに遅かったです。何せコアが PentiumII ベースの Mendocino でFSBも 66MHz ベースですからね。

赤枠がもとからついてたCPUのヒートシンクです。

そして黄色枠がプライマリIDE。この位置は無理やりすぎでしょ。よく断線しなかったもんです。

そしてこれがCPUと電源ファンとをつなぐダクトです。

ダクトを装着したところです。考えてみればこのPCはファンが全体で一つしかありません。しかし、まあ良くこのエアフロー考えたもんですね。

これはPCIボードにつけてたアナログTVキャプチャボードなんですが、2,3年前にすぐ近くで落雷があって、その時のパルスで逝かれちゃったんですよね。

赤枠で囲っている部分は焼き切れています。

しかし逝かれたのはチューナー系だけっぽくて、外部入力したときはちゃんと映ってました。

その時つけてたLANボートもパルスの影響受け、こちらは完全にお亡くなり。。

まあ、しかしPC本体に影響なかったのが不幸中の幸いでした。

落雷にはホント注意しましょう。

これが一部デフォルトパーツに換装が終わった後の L330A です。

本体の電源LEDが消灯してますが、フロントパネルも電源ボタン周りがお亡くなりになってます。

キーボードの電源ボタンが代用になるので、さほど不便ではありませんが。。。

三流プログラマの成長を助けた初代PCを手放すのは惜しまれますが、新しいオーナーのところいっても有意義に使ってもらいたいです。