UT-VPNのローカルブリッジとSecureNATで書きましたが、Linux版 UT-VPN Server でローカルブリッジを設定すると UT-VPN クライアントからローカルブリッジしているサーバのIPアドレスにアクセスできません。
マニュアルによるとこれはLinuxの制約のようです。
しかし2枚もNICをさす余裕がないので、何とか一枚のNICでローカルブリッジしているサーバのIPアドレスにアクセスできないか考えました。
そこで成功したのが下記の方法です。
ローカルブリッジ作成時に物理的な NIC eth0 にブリッジするのではなく tap デバイス(仮想NIC)にブリッジさせます。
そしてその tap デバイスと物理 NIC eth0 を Linux 内部でブリッジさせるわけです。
構成図は下記のような感じです。
UT-VPN Server のローカルブリッジ設定画面で、ブリッジ先の設定で新しい tap デバイスを作成しブリッジ接続できるようです。
UT-VPNによってローカルブリッジされた tap デバイスと物理NICとのブリッジ接続方法は、Linuxでネットワークカードをブリッジするを参考してください。
これでUT-VPNクライアントからUT-VPN Server を動かしているサーバのIP(上記構成図だと192.168.1.10)にアクセスできるようになりました。