ターミナルサーバを運用しているWindowsServerに、Puppyからアクセスしたいと思ってます。(うまくすればシンクライアント的な使い方ができそうだったので。)
ということで、FRUGAL(簡易)モードでインストールしたPuppyLinux4.31にリモートデスクトップクライアントを導入する方法です。
基本的に、リモートデスクトップクライアント rdesktop をコンパイルして使う方法となります。
まず、コンパイルするために必要なパッケージ devx のSFSを http://openlab.jp/puppylinux/download/sfs4/devx_431JPbeta3.sfs をダウンロードし、/mnt/home にコピーします。(バージョンは使っているPuppyのバージョンにあわします。)
後は OpenOffice のインストールと同じように、メニュー → セットアップ → Puppyセットアップ → パピーのブートアップ設定 → SFSファイルのロード で、ダウンロードした devx_431JPbeta3.sfs を追加します。
(FULLインストールなら、devx_431JPbeta3.sfs を右クリックしてマウントし、その内容を/mnt/homeにコピーするという方法が使えるかもしれません。)
http://www.rdesktop.org/から、最新版のリモートデスクトップクライアントのソースをダウンロードします。
そして解凍しビルドします。
#tar xzvf rdesktop-1.6.0.tar.gz
#cd rdesktop-1.6.0
#./configure --prefix=/usr
#make
#make install
これで rdesktop がプロンプトから使えるようになります。
プロンプトで、下記のようにすると接続できます。
#rdesktop IPアドレスorホスト名 -u ユーザ名 -f
-fでフルスクリーン起動となります。フルスクリーンから抜けるには Ctrl + Alt + Enter を押下します。もう一回同じキーを押すとフルスクリーンに戻ります。
しかし、いちいちプロンプトから起動するのは面倒です。
なので、デスクトップとメニューにショートカットを作成します。
まずデスクトップへのショートカット作成ですが、ファイラから /usr/bin/rdesktop ファイルをデスクトップにドラッグするとショートカットが作成されます。
それを右クリックし、アイテムを編集 で プログラムに渡す引数 に 「IPアドレス -u ユーザ名 -f」とします。アイコンの下に表示するテキスト は分かりやすい名前に適当にしとくといいかもしれません。
次にメニューへの追加ですが、/root/.jwmrc ファイルを開き任意のMenu内(例えば ネットワーク)に下記の項目を追加します。
label="リモートデスクトップ" icon="" > /usr/bin/rdesktop IPアドレス -u ユーザ名 -f>
これでXサーバを再起動すればメニューが更新されます。
動作も軽快でした。
UbuntuやVineでも試してみたんですが、GNOMEのせいか画像表示時に若干もたつきました。しかし、PuppyはJWMの関係もあってか画像表示も快適でした。
参考: