グループポリシーの[ソフトウェア]インストール
AdobeReader Xをグループポリシーで自動展開したいと思ったけど。。でAdobeReaderの展開方法を書きました。かなり厄介でした。
今回はFlashPlayerの展開方法です。
これは簡単でした。
再頒布できるインストーラファイルを手に入れようとするには、アドビ - Flash Playerライセンスから申し込みをします。
そして、Adobeから送られてくるメールにあるURLをつついて、ダウンロードページに飛びました。
FlashPlayerの場合、AdobeReaderのようにメジャーバージョンだけMSIと言うことは有りません。
すべてのバージョンがMSIが提供されているので、それをダウンロードしてグループポリシーの[ソフトウェア]インストールで設定するだけでOKでした。
スクリプトを使ってサイレントインストール(自動更新もついでに無効)
Adobeから入手した再頒布インストーラファイルには、MSI形式以外にもexe形式のものもあります。
このexeタイプのインストーラをサイレントインストールする方法ですが、Adobe Flash Player 10.1をサイレントインストールする方法 - http://pnpk.netに載ってました。
/install もしくは -install をつければいいようです。
install_flash_player_11_active_x_32bit.exe /install
また、スクリプトを使って自動更新を無効にする方法ですが、Adobe:IT 管理:Flash Player 自動更新の設定によると、インストール先(x86 %WINDIR%\system32\Macromed\Flash\ , x64 %WINDIR%\SysWow64\Macromed\Flash)に、mms.cfg というファイルを作成し、その中にパラメータと値を指定してやればいいようです。
(2012年3月末にリリースされた11.2からは バックグラウンド自動更新機能が追加されました。それまではいちいちログオン時に更新通知が開いてユーザが手動でアップデートする必要がありましたが、11.2以降はその必要はないようです。)
パラメータと値は以下のとおりです。
AutoUpdateDisable=1
SilentAutoUpdateEnable=0
もし、バックグラウンドで通知を出さず自動更新させる場合は以下のようにします。
AutoUpdateDisable = 0
SilentAutoUpdateEnable = 1
更新通知のみをユーザに通知するには以下のようにします。
AutoUpdateDisable=0
SilentAutoUpdateEnable=0
AutoUpdateInterval=0 (更新チェック間隔 デフォor-1:7日 0:OS起動時 n:n日)
ただ、FlashPlayer11はDirectX9.0以上が必要なようです。
DirectX9.0未満だと、インストール時に「d3d9.dllが見つかりません」というようなエラーになります。
AdobeのページにはXP,IE7以上しか書いてませんが、IE6でもAcitveX版Flashはインストールできました。
ちなみに、XPでもSP2を当てると、DirectX9になります。
ということで、スクリプトにXP SP2以上かどうかという条件を加える必要があるかと思います。
FlashPlayerのバージョンですが、以下のレジストリから取得できるようです。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Macromedia\FlashPlayer\CurrentVersion
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Macromedia\FlashPlayerActiveX\Version
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Macromedia\FlashPlayerPlugin\Version
参考:
ttp://www.adobe.com/special/products/flashplayer/fp_distribution3.html
Flash Playerの自動更新間隔をカスタマイズする: べつになんでもないこと