3流プログラマのメモ書き

元開発職→社内SE→派遣で営業支援の三流プログラマのIT技術メモ書き。 このメモが忘れっぽい自分とググってきた技術者の役に立ってくれれば幸いです。(jehupc.exblog.jpから移転中)

(Linux)pingを継続して実行し結果を日時付けてログに残したい

Linuxを使って、特定の端末へのpingを監視しようと思っています。
(ツール)ネットワーク遅延グラフツールSmokePingを入れてみたで紹介したsmokepingでもいいんですが、あれはどちらかと言うと遅延状態を全体的に見るような感じになります。
細かい情報を取ろうとすると、やはりpingで結果をとりたいものです。

指定間隔で監視対象端末にpingを実行して、その結果を日時付けてログに残すという仕様にしました。 当初cronで考えたんですが、cronだと秒数単位での実行が難しいので、シェルスクリプトを無限ループサせて実行させることとした。

参考にさせてもらったのは、あんみのの備忘録:pingコマンドの結果をログファイルに収集するです。

コンソール上で以下のシェルスクリプトを実行し、止めるときはCtrl+Cで強制終了という形になります。
監視対象端末は3台とします。

#!/bin/sh
#autoping.sh

#監視対象端末のIPを設定
IP1='監視対象IP'
IP2='監視対象IP'
IP3='監視対象IP'

logfile='ping.log'

while :
 do
    #5秒間隔でping実行
    sleep 5
    #日時取得
    daytime="`date +"%b %d %H:%M:%S"` "

    if ping -c 1 $IP1 > /dev/null; then
        #ping応答があった場合
        echo "$daytime  \"$IP1\" alive" >> $logfile
    else
        #ping応答なかった場合
        echo "$daytime PING is NOT UNREACHABLE. \"$IP1\" may NOT BE AVILE." >> $logfile
    fi

    if ping -c 1 $IP2 > /dev/null; then
        echo "$daytime  \"$IP2\" alive" >> $logfile
    else
        echo "$daytime PING is NOT UNREACHABLE. \"$IP2\" may NOT BE AVILE." >> $logfile
    fi

    if ping -c 1 $IP3 > /dev/null; then
        echo "$daytime  \"$IP3\" alive" >> $logfile
    else
        echo "$daytime PING is NOT UNREACHABLE. \"$IP3\" may NOT BE AVILE." >> $logfile
    fi
done

参考:
日付を取得する - UNIX & Linux コマンド・シェルスクリプト リファレンス

(Linux)CentOS5にPostgreSQL9.0をyumインストールする

CentOS5のデフォルトリポジトリでは、PostgreSQL8系(8.1(postgresql)と8.4(postgresql84))しかインストールできません。 ということで、9.0をインストールする方法をメモします。 (今回は9.0ですが、PostgreSQLのサイトでは8.3等、各バージョンのリポジトリが用意されているので、リポジトリが提供されている他のバージョンも基本このやり方でインストール出来ると思います)

PostgreSQLに関しては、PostgreSQLリポジトリが用意されているようなので、まず、postgresql用のリポジトリを利用できるように、postgresqlのサイトからreporpmsをインストールします。 (今回はCentOS5 x64用のRPMですが、http://yum.postgresql.org/reporpms/から各OS用のreporpmsを入手できます)

# wget http://yum.postgresql.org/9.0/redhat/rhel-5-x86_64/pgdg-centos90-9.0-5.noarch.rpm
# rpm -ihv pgdg-centos90-9.0-5.noarch.rpm.

CentOSリポジトリファイルを修正し、postgresql8系のパッケージがインストールされないようにします。

# vi /etc/yum.repos.d/CentOS-Base.repo

[base]
...
exclude=postgresql*  ←追加
...

[updates]
...
exclude=postgresql*  ←追加
...

postgresql9.0用のリポジトリファイルを開き優先度を2にします。

# vi /etc/yum.repos.d/pgdg-90-centos.repo

[pgdg90]
priority=2  ←追加

これでpostgresql9.0リポジトリが利用できるようになったので、yumを使ってインストールします。

# yum search postgresql

# yum install postgresql90.x86_64 postgresql90-server.x86_64 postgresql90-libs.x86_64

自動起動をONにします。

# chkconfig postgresql-9.0 on

まず、データベースの初期化を行います。

# service postgresql-9.0 initdb

サービスを開始します。

#  service postgresql-9.0 start

これで使えるようになったのですが、デフォルトではローカルからのアクセスしか出来ません。 なので、管理者権限をもつユーザを追加して、ネットワーク越しに使えるようにしてみます。

まずユーザの追加ですが、postgresになり、createuser コマンドでユーザを追加します。

# su - postgres
$ createuser ユーザ名
新しいロールをスーパーユーザにしますか? (y/n)y   ←スーパーユーザにするかどうか聞いているので今回はyにします。

新しいユーザのパスワードを決めてやります。

$ psql   ←postgresqlに接続します。
#  alter user ユーザ名 password 'パスワード';

後は、ネットワーク越しにアクセスするように設定します。

# vi /var/lib/pgsql/9.0/data/postgresql.conf

listen_addresses と port のところがコメントアウトになっているので、全ホストから受け入れするように以下のように設定します。

listen_addresses = '*'
port = 5432

これで、クライアントPCのpgAdminIIIを入れてつないでみたんですが、以下のようなエラーになりました。

Error connecting ont the server:FATAL: pg_hba.conf にホスト"xxx.xxx.xxx.xxx"、ユーザ"hoge"、データベース"postgress,SSL無効用のエントリがありません

調べてみると、pg_hba.confにもアクセス許可の設定が必要なようです。
pg_hba.confでは、HBA(host-based authentication)というホストベース認証の設定を書いているようです。

# vi /var/lib/pgsql/9.0/data/pg_hba.conf

簡単に説明すると、接続、ユーザ、アクセス元別にユーザ認証の設定を行います。
TYPEが接続方式(local:Unixソケット,host:TCP/IP等)、DATABASEが接続を許可したいデータベース名、USERが接続を許可するユーザ名、CIDR-ADDRESSが接続を許可するネットワーク、METHODがユーザ認証の方式(ident:Linuxユーザ認証、trust:無条件接続許可、reject:接続拒否、md5:md5を使ったパスワード認証、passwd:平文のパスワード認証)という意味のようです。
今回、hostのIPv4の部分を以下のように修正しました。

# TYPE  DATABASE        USER            CIDR-ADDRESS            METHOD

# IPv4 local connections:
host    all             all             127.0.0.1/32            ident
  ↓
host    all             all             0.0.0.0/0                 md5

これでどの端末からアクセスできるような設定になりました。

後は、サービスを再起動して実際にpgAdminIIIでアクセスをしてみます。

#  service postgresql-9.0 start

いざpgAdminIIIでアクセスしてみると、ログインはできたんですが、データベースを展開しようとすると、以下のようなエラーが。。。

エラーが起こりました:
ERROR:  列"datconfig"は存在しません
LINE 1: ...b.dattablespace AS spcoid, spcname, datallowconn, datconfig,...

頭を悩ました結果、答えがhttp://postgresql.1045698.n5.nabble.com/BUG-5668-initdb-failed-to-create-postgres-database-td2847489.htmlに有りました。
pgAdminIIIのv1.8.4を使っていたんですが、これが古いのでpostgresql9.0に対応してないのです。 なんで、1.8.4を使ってしまったのかというと、pgAdminダウンロードサイトのソート順に引っかかってしまったのです。

改めて最新版のv1.14.3をインストールしたら、正常にデータベースにアクセスできました。

参考:
CentOS5.5へPostgreSQL9.0をyumでインストールする - bose999の試験管の中の話
CentOS 5.6 へ PostgreSQL 9.0 の RPM をインストール - Try and Error and Error
PostgreSQL ユーザー追加 - ORANGE BOX
他ホストから接続するための設定
[Linux] PostgreSQLをリモートからアクセスできるように設定する Web Sytem | AIDREAM
[ PostgreSQL IDENT認証] by へうげもの