SunRay2で画面描画が遅く残像らしきものが残る の最後の方で、SunRayとターミナルサーバやリモートデスクトップで使う RDT プロトコルの帯域の違いをちょこっとだけ説明しました。
で、機会があったので SunRay の画面描画プロトコル ALP-RENDER と RDP とでどちらがシンクライアントの画面描画のレスポンスが早いか比較してみました。
なお、SunRayはSun Ray Connector for Windows を使いWindowsターミナルサーバに接続しています。
構成としては下記のような感じです。
○SunRayを使う方法
SunRay2 DTU←(ALP-RENDER)→SunRayサーバ←(RDP)→ターミナルサーバ
○RDPを使う方法
NEC US100←(RDP)→ターミナルサーバ
結果は SunRay の方が画面描画は高速でした。
特に画像が多い画面だとその傾向が顕著でした。
やはり SunRay の ALP-RENDER はUDPで帯域を使う分画面描画が高速なのですね。
なので、LAN等帯域が太いところでのソリューションにはいいかもしれません。
逆にRDPはTCPかつ低帯域なので、WANを挟んだ場合は有利かもしれませんね。