3流プログラマのメモ書き

元開発職→社内SE→派遣で営業支援の三流プログラマのIT技術メモ書き。 このメモが忘れっぽい自分とググってきた技術者の役に立ってくれれば幸いです。(jehupc.exblog.jpから移転中)

CentOS6にUT-VPNを入れると動作しない

最近 さくらのVPS 1G を契約してみました。

そのVPS上(CentOS6.3 x64)にUT-VPNサーバーを入れたんですが、どうも動作しません。

(インストール方法については、Linux(CentOS5)にUT-VPNを入れてみたを参照)

調査した結果、さくらVPS 2G(CentOS6)にUT-VPNを導入(サーバ側設定編)に答えが載ってました。

OpenSSLのバージョンが新しすぎるのが問題のようです。

OpenSSLは以下のようになってました。

# rpm -qa | grep ssl

openssl-devel-1.0.0-25.el6_3.1.x86_64

openssl-1.0.0-25.el6_3.1.x86_64

対策としては以下のように configure を実行する前にOpenSSL1.0.0のヘッダファイルをUT-VPNソースツリーのヘッダーファイルにコピーすればいいようです。

cp -f /usr/include/openssl/* ./utvpn-unix-v101-7101-public/src/Mayaqua/openssl/

このあとはLinux(CentOS5)にUT-VPNを入れてみたに書いているように、configure して make すればいいようです。

追伸:

どうもシャットダウンや再起動時に以下のようにUT-VPNサービスところで固まってしまう現象が起きています。

Stopping SoftEther UT-VPN Server Service...

もしくは

Stopping SoftEther UT-VPN Client Service...

コマンドでサービス停止してからシャットダウン、リブートを行うと問題ないので、おそらくサービス停止の順番でないかと判断しました。

シャットダウン、再起動時にサービス停止の順番定義をしている /etc/rc0.d/ や /etc/rc6.d/ をみると utvpnserver , utvpnclient のサービス停止の設定がありません。

ということで,/etc/rc0.d/ や /etc/rc6.d/ に以下のシンボリックリンクを作成してシャットダウン、リブート時に最初にUT-VPNの停止を行うようにしたところちゃんとOSが停止するようになりました。

# ln -s ../init.d/utvpnclient K00utvpnclient

# ln -s ../init.d/utvpnserver K01utvpnserver