ターミナルサーバで、AdobeReaderやFlashPlayerを入れていると、一般ユーザがログインするたびに更新を促すメッセージが表示される場合があり、ユーザを困惑させかねない場合が少なく有りません。
ということで、AdobeReader,FlashPlayer関連で更新通知等の情報を表示させない方法です。
AdobeReaderの更新通知
管理者権限で、AdobeReaderを起動し、メニューバーの編集→環境設定→アップデータ→アップデートのダウンロードやインストールを自動的に行わない にチェックを付けます。
これは以下のレジストリでも設定できるようです。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Adobe\Adobe ARM\1.0\ARM
"iCheck"の値
0: アップデータのダウンロードやインストールを自動的に行わない
1: (使用されていません)
2: アップデートを自動的にダウンロードするが、インストールするときは指定する
3: 自動的にアップデートをインストールする。
参考:
Adobe:アップデータの自動チェックを変更または無効にする方法
AdobeReaderの品質向上ダイアログ
AdobeReaderでまれに品質向上にご協力ください的なダイアログが出ることがあります。
これも管理者権限でAdobeReaderを起動し、メニューバーのヘルプ→製品向上プログラム で、「いいえ、必要ありません」を選べばOKです。
もしくは、管理者権限のコマンドプロプントで、以下のレジストリを追加するといいようです。
reg add HKLM\SOFTWARE\Policies\Adobe\APIP /v enabled /t reg_dword /d 00000000
参考:
Adobe: 製品向上プログラムのダイアログボックスを停止するには
AdobeReaderのEULA同意する
アップデート後AdobeReaderを起動すると、EULAの同意するかどうかを聞いてきます。
これも管理者権限で最初に同意してしまえば問題ないようです。
FlashPlayerの更新通知
Flashはログインするたびにダイアログウィンドウが出てくるので非常に邪魔くさいです。(特に11.2より前)
Flash Player 10.3以降であれば、コントロールパネルにFlashPlayer設定マネージャーがあるので、それの 高度な設定→アップデートの有無をチェックしない にしておけばいいようです。
Flash Player 10.3より前であれば、グローバル通知設定パネル から設定する必要あるようなので、http://www.macromedia.com/support/documentation/jp/flashplayer/help/settings_manager05.htmlで、リリース情報通知のチェックをのけてしまえばいいようです。
また、mms.cfgを使う方法もあります。
これについての詳細はAdobe Flash Playerをグループポリシーで自動展開したいを参照ください。
参考:
Adobe:Flash Player による自動更新の通知を無効にする方法
Javaの更新通知
Javaもアップデートの情報をタスクトレイのバルーン表示で通知します。
これは、コントロールパネルの Javaコントロールパネル→アップデートタブ→アップデートを自動的にチェック をOFFにしてしまうといいようです。
参考:
Windows Vista(R)でJavaの最新バージョン更新通知を非表示にする方法
ただ、更新通知を解除する場合は管理者が責任をもって、新しいセキュリティパッチがでたら更新するべき必要がありますね。