イーサネットのカスケード接続の話です。
ダムハブを使っていた時代は 10Base-T でカスケード接続は4段、100Base-T だと2段っていう制限がありました。
で、今数年前のネットワークの教科書を読んでるんですが、そこの補足部分にL2スイッチのカスケードは信号の減衰や遅延を考慮すれば最大で4段程度が限界だ と書いてます。
あれ、確かL2スイッチはカスケード無制限じゃなかったっけ?と思って調べたら、理論上は無制限ということみたいですね。
ただ、4段が限界というはちょっと無理があるかと思います。
で調べてたら実験! L2 スイッチは実用上、何個までカスケード接続可能か? という興味深い記事が。。。
(SoftEtherの開発者のブログです)
L2スイッチのVLANを利用して、74 台分のスイッチング HUB を直列にカスケードした場合とほぼ同等の環境でテストしたようです。
それでも遅延が1台のスイッチあたり 0.008msec くらいしか出ないようで通信自体は問題なくできているようですね。ただこのテストケースでは一台ずつの直列つなぎなので、実際にスイッチの全てにクライアントがぶら下がった時にどうなるかは分かりません。
ここをみてみると、「メーカーとしても3-5段程度を推奨」というようなことも出てきています。
実際どれくらいまでならOK何でしょうね?
ちなみに、職場では(ネットワーク図がないので詳しくは分かりませんが)おおよそ10数段のL2スイッチカスケードになっています。