3流プログラマのメモ書き

元開発職→社内SE→派遣で営業支援の三流プログラマのIT技術メモ書き。 このメモが忘れっぽい自分とググってきた技術者の役に立ってくれれば幸いです。(jehupc.exblog.jpから移転中)

(VMware)VMwarePlayerの仮想ネットワークアドレスを変更したい&複数NICをブリッジにしたい

環境はVMwarePlayer12です。

今回したいことは以下の2点。
1.仮想ネットワークのネットワークアドレスを変更したい。
 ホストオンリーネットワークやNATネットワークで用いられるデフォルトネットワークアドレスが、物理ネットワークの別セグメントと被ってしまっているので変更させたいと思います。

2.複数NICをブリッジさせたい
 仮想マシンAで物理NIC1をブリッジさせて、仮想マシンBで物理NIC2をブリッジさせたいという要件です。デフォルトだと、一つのNICしかブリッジできません。仮想マシンA=物理NIC1とし、仮想マシンB=物理NIC2とすると、設定は後勝ちとなり、仮想マシンAも物理NIC2となってしまいます。

これらの解決を図るには、[仮想ネットワークエディタ]で設定を変更することが必要ですが、VMwarePlayerには入っていません。
まずはこれを使えるようにします。

仮想ネットワークエディタを使えるようにする

Playerには入っていませんが、Workstation版に入っているようなので、それを使うことにします。
インストールせずファイルを抽出する方法を取りました。

VMware-workstation-full-14.1.2-8497320.exeをダウンロードし、実行します。
ウィザードが出てきたら、そのまま表示しておきます。(ウィザード閉じると解凍されたセットアップファイルが消えてしまうので注意)

msiファイルが一時フォルダにできるので以下コマンドで任意の場所に、VMwareWorkstation.msi の中身を解凍します。

インストーラーは以下の場所に解凍されます。

start /wait msiexec /a "C:\Users\hoge\AppData\Local\Temp{360EEE05-F864-4702-BF6E-59469EBD1821}~setup\VMwareWorkstation.msi" targetdir="D:\vm一時解凍" /qn

この解凍ができたらインストールウィザードは閉じて構いません。

以下exeを実行するとVMware仮想ネットワークエディタが開きます。
\VMware\VMware Workstation\vmnetcfg.exe

仮想ネットワークのネットワークアドレス変更

仮想ネットワークエディタ を立ち上げ、変更したいVMnetXXを選び、サブネットIP、サブネットマスクを任意のアドレスに変更します。

DHCPの割り振り有無や、どの範囲のIPを割り振るかの設定もここで行なえます。

設定は即時で、仮想マシンを再起動させたりする必要はありません。
(仮想マシン側がDHCPでIP取得するようにしている場合は、ipconfig /renewやNICの無効→有効等IPを取り直す措置をとる必要があります。)

複数物理NICをブリッジさせたい

仮想ネットワークエディタ を立ち上げ、[ネットワークの追加]から、新たなVMnetを作成します。
既存のブリッジ用VMnet(おそらくVMnet0)は、ブリッジ先が自動となっているので、任意の物理NICに指定します。
そして新たに作成したVMnetも、ブリッジとし、ブリッジ先をもう一つの物理NICにします。

そして、仮想マシン側の設定画面で、ネットワークアダプタの種類を、[カスタム]とし、使いたい物理NICに対応したVMnetを選択します。

参考:
VMware Workstation Playerの仮想ネットワーク設定(実験つき)
NIC複数枚環境でVMwarePlayerでブリッジの場合
@IT:Windowsで.MSIファイルを解凍して内部のファイルを取り出す(msiexec編)