(Linux)CentOS5.4にMySQL5.1とphpMyAdmin(と結果的にPHP5.2)を入れてみた
CentOS5.4にMySQL5.1とphpMyAdmin3を入れてみることにしました。
MySQL5.1
CentOSのリポジトリはMySQL5.0までしか無いっぽいので、yumでは管理できなさそうです。
ということで、MySQL公式サイトから rpm パッケージをダウンロードしてインストールすることにしました。
まず、yum を使ってMySQL5.0を削除し、ダウンロードした5.1のrpmをインストールします。
rpm -ihv MySQL-client-community-5.1.41-0.rhel5.i386.rpm
インストール後設定ファイルの my.cnf を探してみたんですが、どうも見当たりません。
ということで、 /etc/my.cnf を手動で作成しました。
my.cnf の中身はこんな感じにしました。(my.cnfのオプションについてはMySQL 5.1 リファレンスマニュアル : 3.3.2 オプションファイルの使用に詳しく書かれてます)
[mysqld]
datadir=/var/lib/mysql
socket=/var/lib/mysql/mysql.sock
user=mysql
port=3306
default-character-set=utf8
skip-character-set-client-handshake
PHP5.2
ここで、phpMyAdmin3.2を配備してアクセスしてみたところ、PHP5.2を入れろって怒られます。
rpm -qa で調べると CentOS 5.4 にインストールされているのは PHP5.1 系なんですね。
CentOS公式のリポジトリでもまだ5.1系しかでてません。
ということで、PHP5.2を入れることに。。
PHP公式サイトにあるのはWindowsバイナリとソースだけです。ソースをコンパイルしてやるのは管理上面倒なので今回はやめときます。(以前コンパイルしてやったことがありますが、PHPのコンパイルって手順とアップデートが面倒なんですよね。。。)
で、ググってるとリポジトリを変更するとyumでPHP5.2パッケージを入れれることがわかりました。
(CentOS 5系でyumを使ってPHPを5.2.x系へアップデートする方法>> OpenMediaLaboratoryを参考にさせてもらいました。)
まず、RPM-GPG-KEY をインストールします。
# rpm -import http://www.jasonlitka.com/media/RPM-GPG-KEY-jlitka
そして、/etc/yum.repos.d/utterramblings.repo 作成しファイルの中身を下記のようにします。
[utterramblings]
name=Jason’s Utter Ramblings Repo
baseurl=http://www.jasonlitka.com/media/EL$releasever/$basearch/
enabled=1
gpgcheck=1
これで、yum を使ってPHP5.2にアップデートできます。
インストールが終わったら上記ファイルの enabled=0 にしておくと安全です。
でもこれだけだと phpMyAdmin にアクセスすると下記のようなエラーとなります。
mysql 拡張をロードできません。PHP の設定を確認してください
標準のリポジトリから下記コマンドで php-mysql をインストールしようとしてもダメって怒られます。
標準のリポジトリのはMySQL5.0用なのでダメっぽいですね。
MySQL 5.1 on Cent OS 5.3 - K blogにどんぴしゃな答えがあったのでこちらを参考にさせてもらいました。
まず、上記で設定した Jason’s Utter Ramblings リポジトリを有効(enabled=1)にします。
そして rpm ファイルだけをダウンロードできるように yum-utils をインストール。
この段階で /etc/yum.repos.dにphp-mysql-5.2.11-jason.1.i386.rpmダウンロードされるので rpm -ihv でインストールします。
あとは上記のブログにあるようにやっていけば(依存パッケージインストールし、ibmysqlclient.so.15のインストール)無事に phpMyAdmin から使えるようになりました。
ただライブラリファイルを抜き出すなどかなり強引な手法なのであんまりお勧めはできないかもしれませんね。
参考: