(最近バタバタしており、久しぶりの更新になってしまいました。。)
App-Vは基本的にインストーラの動きをトレースしてパッケージ化するので、インストーラがないソフト(いわゆるxcopy配置)は App-V で使えないのかと思ってました。
が、どうやらそうでないようです。
試しにCPU-Zをパッケージ化して配信してみました。
App-V for RDS環境です。(バージョンは4.6)
新しいパッケージの作成ウィザードで、種類を、標準アプリケーションとし、その次の画面で、「カスタムインストールを実行する。」を選択します。
あとは、パッケージ名を入れて、「アプリケーションを今すぐインストールしてください。」の画面になったら、仮想ドライブ(デフォルトQ:だけど、今回はM:)のアプリケーション名のフォルダ(バルーン表示される)に、CPU-Zのファイルをコピーします。
で、「インストールを終了する」にチェックをいれ、ウィザードを進めます。
終了するか,カスタマイズするか の画面になったらカスタマイズを選択します。
その次の画面で、「追加」ボタンを押下して、実行するexeを選択します。(ショートカットもここで指定できます)
アプリケーションを実行するかのウィザードでは、実行しておいたほうが無難なようです。
で、OSを選び、パッケージを保存します。
後は、パッケージの編集ウィザードで、実行対象OSとサーバのホスト名を指定します。
これで、App-VサーバにインポートしクライアントのRDSサーバに配信したんですが 「ディレクトリ名が無効です。エラーコード: 4604EE8-1F701639-0000010B」 とエラーになります。
調査すると、Technet:Microsoft Application Virtualization Management System リリース ノートによると、osd ファイルのパスの設定部分で、短縮パスを表す「~」があるとダメなようです。
CPU-Zの場合、WORKINGDIR の所の設定にチルダが入ってました。
App-VサーバのCPU-Zの osd ファイルから、「~」をのけて、クライアント側から一旦削除し、再度読み込ました。
が、今度は「要求された操作には管理者特権が必要です。」と怒られます。
一般ユーザ権限でRDSにログインしていたのでCPU-Zを右クリックし、管理者権限で動かすと無事に動きました。
xcopy配置のアプリケーションも安心してApp-Vで配信できますね。