3流プログラマのメモ書き

元開発職→社内SE→派遣で営業支援→開発戻り浦島太郎状態の三流プログラマのIT技術メモ書き。 このメモが忘れっぽい自分とググってきた技術者の役に立ってくれれば幸いです。

App-Vでインストーラがないソフトを展開する方法

(最近バタバタしており、久しぶりの更新になってしまいました。。)

App-Vは基本的にインストーラの動きをトレースしてパッケージ化するので、インストーラがないソフト(いわゆるxcopy配置)は App-V で使えないのかと思ってました。

が、どうやらそうでないようです。

試しにCPU-Zをパッケージ化して配信してみました。

App-V for RDS環境です。(バージョンは4.6)

新しいパッケージの作成ウィザードで、種類を、標準アプリケーションとし、その次の画面で、「カスタムインストールを実行する。」を選択します。

あとは、パッケージ名を入れて、「アプリケーションを今すぐインストールしてください。」の画面になったら、仮想ドライブ(デフォルトQ:だけど、今回はM:)のアプリケーション名のフォルダ(バルーン表示される)に、CPU-Zのファイルをコピーします。

で、「インストールを終了する」にチェックをいれ、ウィザードを進めます。

終了するか,カスタマイズするか の画面になったらカスタマイズを選択します。

その次の画面で、「追加」ボタンを押下して、実行するexeを選択します。(ショートカットもここで指定できます)

アプリケーションを実行するかのウィザードでは、実行しておいたほうが無難なようです。

で、OSを選び、パッケージを保存します。

後は、パッケージの編集ウィザードで、実行対象OSとサーバのホスト名を指定します。

これで、App-VサーバにインポートしクライアントのRDSサーバに配信したんですが 「ディレクトリ名が無効です。エラーコード: 4604EE8-1F701639-0000010B」 とエラーになります。

調査すると、Technet:Microsoft Application Virtualization Management System リリース ノートによると、osd ファイルのパスの設定部分で、短縮パスを表す「~」があるとダメなようです。

CPU-Zの場合、WORKINGDIR の所の設定にチルダが入ってました。

App-VサーバのCPU-Zosd ファイルから、「~」をのけて、クライアント側から一旦削除し、再度読み込ました。

が、今度は「要求された操作には管理者特権が必要です。」と怒られます。

一般ユーザ権限でRDSにログインしていたのでCPU-Zを右クリックし、管理者権限で動かすと無事に動きました。

xcopy配置のアプリケーションも安心してApp-Vで配信できますね。