3流プログラマのメモ書き

元開発職→社内SE→派遣で営業支援の三流プログラマのIT技術メモ書き。 このメモが忘れっぽい自分とググってきた技術者の役に立ってくれれば幸いです。(jehupc.exblog.jpから移転中)

(WindowsServer2003)DNSサーバ構築メモ

WindowsServer2003でのDNSサーバ構築メモです。

 

要件は下記のとおり。

・LANの中だけで利用。(LAN内だけの名前解決)

・構築したDNSサーバで解決できないドメイン名はプロバイダのDNSサーバで解決する。(フォワーダ)

・LAN内はDHCP(ルータが割振り)なので、クライアントPCは動的にDNSサーバに自身のホスト名を登録する。

・構築するDNSサーバはLAN内の唯一のプライマリDNSサーバとする。

ドメイン名はtest.localとする。

 

■手順

1.サーバの構成ウィザードより、DNSサーバの構成ウィザードを起動。

 

2.構成動作の選択

 「前方参照ゾーンを作成する(小規模ネットワークに推奨)」を選択。

 

3.プライマリサーバの場所

 「このサーバがゾーンを保守する。」を選択。

 

4.ゾーン名。

 「test.local」を入力。

 

5.ゾーンファイル

 次の名前で新しくファイルを作成する で下記を入力。

「test.local.dns

 

6.動的更新

「非セキュリティ保護およびセキュリティ保護の両方による動的更新を許可する。」を選択。

 

7.フォワーダ

 「はい」(使用する)を選択。

xxx.xxx.xxx.xxx プロバイダのDNSサーバのIPアドレスを入力。

 

これでサーバ自体の構築は完了です。

意外とあっさりできます。

 

DNSサフィックス、動的更新の設定

クライアント、サーバともに、DNSサフィックス、動的更新の設定をする必要があります。

(これをしないと、DNSの動的更新ができません。)

DNSサフィックスというのはそのPCがどのドメイン名に属しているかを示すようです。

(別にサフィックスを使わなくても、コンピュータ名にドメイン名をつけたらいいのですが、別ネットワーク環境に変わったときのことを考えてサフィックスにしました。)

 

サフィックスのつけ方は、システムのプロパティからコンピュータ名の変更を行うダイアログにて、「詳細」ボタンを押下。

DNSサフィックスとNetBIOSコンピュータ名」ダイアログが開くので、そこでドメイン名(DNS構築ウィザードのゾーン名)を入れて、PCを再起動します。

 

あとは、TCP/IPのプロパティにて、「次のDNSサーバーのアドレスを使う」にチェックを入れ、構築したDNSサーバのアドレスをいれます。

さらに、「TCP/IP詳細設定」ウィンドウの「DNS」タブを開きます。

そこに下記の設定を行います。

・「この接続のDNSサフィックス」項目に「test.local」を入力。

・「この接続のアドレスをDNSに登録する」にチェックが入っていることを確認。

・「この接続のDNSサフィックスDNS登録に使う」にチェックを入れる。

 

これで、クライアントPCの起動後、サーバのDNS管理コンソールからクライアントPCのアドレスが登録されて、nslookupでも名前解決できればOKです。

 

参考:DNS サーバーのインストールと設定